Adobe Stock用のAI画像を作るとき、私はmage.spaceを使っています。使い続けている一番の理由は、対象のモデルや設定で無制限に生成できて、いろいろ試せることです。
思ったようにできなくても、「じゃあ次を試そう」と進める。週末にまとまった時間が取れたとき、続けて制作できるところが自分に合っています。今回はmage.spaceがどんなサイトかと、私が実際に使って感じた良さ・迷ったこと・ChatGPTとの組み合わせ方を紹介します。
mage.spaceとは?複数のAIモデルで画像や動画を作れるサイト
mage.space(メイジ)は、ブラウザーでAI画像や動画などを生成できるサービスです。作りたい内容を文章で伝え、使うモデルを選んで制作します。出典:Mage公式ドキュメント。
「モデル」は、画像を作るAIの種類と考えるとわかりやすいと思います。同じような指示でも、選ぶモデルによって絵柄や細部の表現が変わります。最初は難しい名前を全部覚えるより、同じ題材を試して違いを見るところからで大丈夫です。
私がAI画像を作り始めたのは2023年で、最初はmageの無料で使える範囲を試しました。当時は無制限だったので、失敗しても後悔しにくそうだと感じたことがきっかけです。これは当時の体験で、現在の無料プランの条件を説明したものではありません。
使い続ける理由は「失敗しても次を試せる」こと
私にとっては、無制限でいろいろ試せることがやっぱり大きいです。最初の1枚がうまくいかなかったときに、プロンプトを変えたり、モデルを変えたりして、次を作れます。
料金が安いかと聞かれると、そこは悩むところです。私が使っている費用は月60ドルなので、気軽な金額だとは思っていません。ただ、週末などに時間を取って、続けて作れることには良さを感じています。
制作にかかる費用全体は、Adobe Stockの収益と費用をまとめた記事でも紹介しています。月額料金に納得できるかは、どれくらい制作する時間があるかによっても変わると思います。
「無制限」は、すべてのモデル・設定に共通ではない
現在の公式案内では、有料メンバーシップの無制限生成は、対象のモデルと設定に適用されます。それ以外の生成には「Gems」という生成用のポイントを使う仕組みがあります。出典:Mage公式・メンバーシップと公式ドキュメント。
私が気に入っているのは、自分が使う対象モデルで回数を気にせず試しやすいところです。「どの機能も追加費用なしで使い放題」と受け取らず、使いたいモデル・解像度・設定が自分のプランに含まれるかを確認してください。
これから始める方が、私と同じ月60ドルのプランを最初から選ぶ必要はありません。まず作りたいものと使いたい機能を決め、現在の公式料金と照らし合わせると選びやすくなります。
モデルをいろいろ試すのは楽しい。でも相性に気づかなかったことも
mageはモデルの種類が多いと感じています。使い始めたころは、いろいろなモデルで作ってみること自体が楽しかったです。でも、だんだん同じようなモデルばかり使うようになりました(笑)。
慣れたモデルは使いやすい一方で、自分が作りたい作品と相性が悪く、うまくいかないこともありました。
| 私が経験したこと | そこで気づいたこと |
|---|---|
| 人物向けのモデルで風景や建物を作ろうとしたら、人物が入ってきた | 「なぜ人物が出てくるの?」と感じ、モデルと題材の相性を考えるようになった |
| 人物があまり得意ではないと感じたモデルでは、人物の細部がうまくいかなかった | 使い慣れたモデルでも、別のモデルを試す余地があると感じた |
これは私が使ったときの経験で、すべてのモデルに当てはまる分類ではありません。ただ、プロンプトを何度変えても思う方向に進まないときは、モデルを変えてみるのも一つの方法です。
まだ違いがわからないうちは、いろいろ試してみるとよいと思います。「このモデルなら何でもできる」と決める前に、自分が作りたい題材でどう仕上がるかを見てみてください。
私の使い方:ChatGPTの参照画像とプロンプトを組み合わせる

私はChatGPTにプロンプトを考えてもらっています。ただ、毎回その長い文章を全部使うわけではありません。参照画像を使えるモデル・機能では、画像を指定したうえで「参照画像のように」と書き、特に伝えたい特徴だけ添えて作ることもあります。
「参照画像のように」という文章だけで、ChatGPTに見せた画像がmageへ自動的に伝わるわけではありません。mage側でも参照画像を指定していることが前提です。対応する入力方法は、使うモデルや機能で確認してください。
うまくいかなかった部分の指示を足す
まず作ってみて、思うようにいかなければ、ChatGPTが考えてくれたプロンプトに戻ります。その中からメインテーマ、被写体、ライティングなど、うまくいっていないと感じる部分の指示をコピーして使っています。
| 気になるところ | 見直す指示の例 |
|---|---|
| 何を見せたい画像かが伝わらない | メインテーマや使う場面 |
| 主役の形や位置が違う | 被写体の特徴や構図 |
| 暗すぎる・雰囲気が違う | 光の方向、強さ、柔らかさ |
この表は、私のやり方を整理したものです。長いプロンプトを丸ごと追加するより、今の画像でどこが違うのかを見て、必要な部分を使う流れです。
アスペクト比を変えるときに加える一文
参照画像とは違うアスペクト比で作るときは、「生成するアスペクト比に合わせて調整する。」という一文も入れています。アスペクト比は、画像の横と縦の比率のことです。
この言葉は、生成する比率に合わせて構図を調整してほしいと伝えるためのものです。出力する比率の設定も確認し、完成後に主役の位置や余白、切れてほしくない部分を見直します。
「高精細」「高画質」は欠かさず入れている
私が必ず入れるようにしているのは、「高精細」「高画質」など、画質についての言葉です。さらに、プロンプトの後ろのほうには「高級広告写真風」「広告素材」「商用利用しやすい」なども入れています。
作りたい雰囲気や使う場面を伝えるための、私なりの書き方です。ただし、これらの言葉を入れれば実際の画素数が増える、Adobe Stockの審査に通る、商用利用の権利が得られる、という意味ではありません。
仕上がりを表す言葉と、出力サイズの設定・利用規約・画像の品質確認は、それぞれ分けて考えています。
短い指示から調整するなら、こんな書き方
以下は、ここまでの話をもとにした説明用の文章例です。私が実際に採用された作品で使ったプロンプトや、検証済みの成功例ではありません。参照画像を設定できる環境で、内容に合わせて調整する出発点として見てください。
参照画像のように、透明なガラス瓶を主役にした画像。ラベルや文字のない瓶を右寄りに置き、左側に余白を残す。高精細、高画質、高級広告写真風、広告素材として使いやすい構図。
もし光の印象が違ったら、ChatGPTに作ってもらった指示のうち、ライティングの部分を使って具体化します。たとえば、次のような一文です。
左上から柔らかい光が入り、瓶の輪郭に自然なハイライトが出る。影は薄く、背景は明るく落ち着いた雰囲気。
文章を足したら、また作って見比べます。狙った方向に変わらなければ、言葉だけでなくモデルとの相性も見直します。これが、私にとっての「失敗しても次を試せる」良さにつながっています。
mageで作れても、そのままAdobe Stockに出す前に確認する
ChatGPTでイメージを作り、mageで投稿用の画像を作り直す場合も、最後は完成したファイルを確認します。「高画質」と指示したかどうかより、実際のピクセル数や、拡大したときの細部を見ることが大切です。
画像サイズや投稿前のチェックは、Adobe Stockの始め方と初投稿までの手順にまとめています。ChatGPT画像をPhotoshopで拡大して申請したときの、私の体感もそちらで紹介しています。
Mageは生成物の商用利用について公式に案内していますが、外部提供モデルや自分で追加したモデルなどには、別の条件が関わる場合があります。また、販売先のルールも別途確認する必要があります。出典:Mage公式・生成物の利用権について。
Adobe Stockへ申請する場合は、生成AIとしての申告や権利、品質などの条件も確認します。参照に使う画像も、自分が利用する権利を持つものを使ってください。確認先:Adobe公式・生成AIコンテンツのガイドライン。
最初は、一つの題材でモデルと指示の違いを見てみる
私がmageを使い続けているのは、毎回一発で理想の作品ができるからではありません。いろいろ作って、違ったら変えて、また試せるところが自分に合っているからです。
まずは作りたい題材を一つ決め、モデルを変えるとどうなるか、光の指示を足すとどうなるかを見てみてください。使っていくうちに、自分がよく使うモデルも少しずつ決まってくると思います。私のように、気づけば同じモデルばかり……ということもあるかもしれません(笑)。
このブログでは、こうした試行錯誤も含めて、Adobe Stock向けの制作を紹介していきます。次は参照画像やプロンプトの組み立て方を、もう少し具体的に掘り下げていく予定です。
※使用感や制作方法は私個人の経験です。プラン・機能の説明は2026年9月21日に確認した公式情報をもとにしています。無制限の対象や利用条件は変わることがあるため、契約・制作前に最新の案内をご確認ください。掲載画像は説明用のイメージで、mageの操作画面や実際の採用作品ではありません。

