「AIを使って何か副業を始めてみたいけれど、何を選べばよいか分からない」という人に知ってほしい選択肢のひとつが、Adobe Stockです。
Adobe Stockでは、自分で制作した写真やイラスト、動画などを素材として公開できます。作品が利用者にライセンスされると、制作者に報酬が入る仕組みです。
私は写真やデザインの経験がない状態で2017年8月に始めました。現在はAI画像や動画も制作していますが、最初は一眼レフカメラの使い方も、Adobeソフトの使い方もよく分からない初心者でした。
この記事では、Adobe Stockの基本的な仕組みと、AI副業として始める前に知っておきたいことを、私の実体験を交えて紹介します。
Adobe Stockとは?
Adobe Stockは、写真・イラスト・動画などの素材を、広告やWebサイト、SNS、印刷物などに使いたい人へ提供するストック素材サービスです。
制作者は「コントリビューター」として作品を投稿します。Adobeの公式説明では、投稿者は作品の所有権を保ったまま、Adobeに利用者へのライセンス許諾を認め、作品がライセンスされるたびに報酬を受け取る仕組みになっています。
また、Adobe Stockの素材はAdobe Stockのサイトだけでなく、PhotoshopやIllustrator、Adobe Expressなど、Adobeのサービス内からも検索・利用されます。詳しい仕組みはAdobe Stockコントリビューターの公式概要で確認できます。
Adobe Stockでは何を販売できる?
Adobe Stockでは、主に次のような素材を投稿できます。
| 素材の種類 | 利用例 |
|---|---|
| 写真 | 広告、ブログ、パンフレット、商品紹介 |
| イラスト・ベクター | デザイン素材、図解、背景 |
| 動画 | 広告、SNS、映像編集、オーバーレイ |
| 透過PNG | 装飾、切り抜き素材、フレーム |
| 生成AIコンテンツ | 人物、背景、コンセプト画像、動画 |
Adobe Stockでは、決してきれいな画像だけが売れるわけではありません。文字を載せやすい背景、特定の説明に使いやすい写真、季節の装飾、ユーモアたっぷりの面白い発想など、購入者の用途に合った素材にも需要があります。だからこそ、デザインに興味がある人だけではなく、「AIで何か副業を始めたい」と考えている幅広い人にも、選択肢のひとつとしてAdobe Stockを知ってほしいと思っています。
作品を投稿して収益になるまでの流れ
- Adobe Stockコントリビューターに登録する
- 写真・画像・動画などを制作する
- 作品をアップロードする
- タイトルやキーワード、カテゴリーを設定する
- Adobe Stockの審査を受ける
- 採用された作品が公開される
- 利用者にライセンスされると報酬が入る
投稿した作品がすぐ販売されるわけではありません。技術的な品質、権利上の問題、販売素材としての使いやすさなどについて審査を受け、採用された作品が公開されます。

報酬率は、通常の写真・ベクター・イラストが33%、動画が35%です。ただし、実際の1回あたりの報酬は、購入者の契約プランやライセンスの種類などによって変わります。最新の数字はAdobe公式のロイヤリティー案内を確認してください。
AIで作った画像や動画も販売できる
Adobe Stockでは、ルールを守れば生成AIで作った画像や動画も投稿できます。そのため、写真撮影やイラスト制作の経験がない人にも、挑戦できる方法が増えています。
ただし、AIで生成すれば何でも投稿できるわけではありません。使用したAIツールで商用利用やストック素材としてのライセンスが認められているかを確認し、投稿時には生成AI作品であることを正しく申告します。
- 作品を投稿・ライセンスするために必要な権利を持っていること
- 生成AIで作った作品として正しく申告すること
- 著名人、キャラクター、ブランドなど第三者の権利を侵害しないこと
- 似た作品を大量に投稿しないこと
- 人物の手や顔、文字、背景などに不自然な部分がないか確認すること
AI作品の扱いは変更される可能性があるため、投稿するときはAdobe公式の生成AIコンテンツガイドラインを確認することが大切です。
私がAdobe Stockを始めたきっかけ
私がAdobe Stockを知ったのは、一眼レフカメラを買ったときでした。もともと副業やブログ運営に興味があり、Adobe Stockとは別のテーマでブログを運営した経験もあります。
Adobe Stockを始めたのは2017年8月です。当時は写真やデザインの経験がまったくなく、一眼レフを買ったばかりで、写真の良し悪しもよく分かりませんでした。Adobe関連のソフトについても、使い方をほとんど知らない状態でした。
それでも面白いと感じたのは、投稿すると審査を受けられることです。自分では判断できなかった写真の品質をチェックしてもらうような感覚があり、最初の頃は審査に出すこと自体を楽しんでいました。
最初に複数の作品をまとめて申請したとき、そのうち何点かが採用されました。初めて売れたときのことはあまり覚えていません。売れたときは少し安堵したような気がしますが、それ以上に、初めて審査に通ったときのほうがうれしかったことを覚えています。
一方で、初心者だった私には、手ブレなどの技術的な問題や、「商業的に使いやすい美しさ」の基準を理解することが難しく感じられました。デザイン業界とは関係のない仕事をしてきた普通の会社員にとって、何が販売素材として求められているのかを理解するところからのスタートでした。
写真からAdobeソフト、そしてAI制作へ
審査に通るだけでうれしかった時期を過ぎると、もう少し売上を伸ばしたいと思うようになりました。そこで、写真だけでなくAdobe関連のソフトを使った制作にも取り組み、次第にAdobe Stockへ重点を置いて副業を続けるようになりました。
その後、コロナ禍で遠出して一眼レフで撮影する気持ちが起きにくくなった頃、AI生成画像についての情報を見つけました。それをきっかけに、AIを使った画像制作を中心に取り組むようになりました。

現在はAI画像だけでなく、動画や透過PNGなども制作しています。これまでに約1万点の作品が採用されましたが、今でもプロンプトやAIモデル、使用するツールを変えながら試行錯誤を続けています。
未経験からでも改善できる余地は多い
AI画像は、少し作り方を変えただけで劇的によくなることがあります。同じテーマでも、プロンプト、AIモデル、AIツール、構図、縦横比、仕上げ方を変えることで、Adobe Stockに適した作品へ近づけられます。
最初からプロのような作品を作れなくても、審査結果や売上を見ながら改善できます。私自身も、写真やデザインの知識がないところから始めました。
ただし、簡単に必ず稼げる副業というわけではありません。作品を作り、審査結果を確認し、売れなければテーマや見せ方を考え直すという積み重ねが必要です。試行錯誤そのものを楽しめる人には、続けやすい副業だと思います。
まとめ:AI副業の選択肢として知ってほしい
Adobe Stockは、写真や動画、イラスト、AI生成コンテンツなどを投稿し、利用者にライセンスされることで報酬を得られるサービスです。
綺麗な画像だけではなく、実用的な素材やユーモアのある発想にも販売の可能性があります。写真やデザインの経験がなくても、作り方を工夫しながら改善していくことができます。
このブログでは、登録や投稿の方法、AI画像の作り方、審査に落ちたときの考え方、実際の収益などを、初心者にも分かるように順番に紹介していきます。
※この記事は私個人の経験をもとにしています。作品数や制作内容によって結果は変わるため、参考のひとつとしてご覧ください。このブログはAdobeとは関係のない個人運営のサイトです。
