「AIで画像を作るのは面白そう。でも、それを副業につなげることはできるの?」と気になっている人もいると思います。
選択肢のひとつが、Adobe Stockで素材を販売する方法です。生成AIで作った画像や動画も、必要な権利と投稿ルールを満たしていれば投稿できます。
私が初めてAIで画像を作ったのは2023年でした。最初はmageの無料枠で試すところから始めています。この記事では、そのときの体験を交えながら、AI制作を副業につなげる流れと、始める前に押さえたいことを紹介します。
AIで作った画像や動画はAdobe Stockに投稿できる
Adobe Stockは、写真やイラスト、動画などを使いたい人に素材を提供するサービスです。制作者として作品を投稿し、審査に採用された作品が利用者にライセンスされると報酬が発生します。ここでは、分かりやすく「売れる」「販売する」と表現します。
投稿しただけで報酬が入るわけではなく、採用されても必ず売れるとは限りません。まずは「作品を作る→審査を受ける→使いたい人に選んでもらう」という流れを知っておきましょう。
サービス全体の仕組みは、Adobe Stockとは?AIで副業を始めたい初心者向けに仕組みを解説でも紹介しています。
私がAI画像を作り始めたのは2023年
Adobe Stock自体は2017年8月から利用していましたが、AIで画像を作ったのは2023年が初めてでした。最初に使ったのはmageの無料登録で利用できた枠です。
当時、私が使っていた無料枠は回数を気にせず試せたので、「失敗しても後悔しなさそう」と思えたことが、始めやすさにつながりました。最初からうまく作れる自信があったわけではありません。
※無料枠については2023年当時の私の利用経験です。現在の料金や生成回数、使えるモデル、商用利用条件を表すものではありません。

想像以上の画像ができた驚きと、思いどおりに作れない難しさ
最初に驚いたのは、自分が想像していた以上のスケール感や美しさのある画像ができたことです。細かい部分まで描き込まれた画像を見て、AIはここまで作ってくれるのかと感じました。
うまくいけば、自分の技術だけでは作れないような、プロが制作したように感じる画像が短時間でできる。その可能性に魅力を感じました。
ただ、毎回思ったとおりに仕上がるわけではありませんでした。少しプロンプトを変えても結果がほとんど変わらなかったり、似たような指示なのに画質や仕上がりが違ったり。その加減が難しかったです。
プロンプトとは、AIに「どんな画像を作ってほしいか」を伝える指示文のことです。例えば「朝の光が入る部屋」「文字を載せられる余白のある背景」といった言葉で、作りたいものを伝えます。
私が始めた頃は、手などの細部が崩れることも多く、全体はきれいに見えても、細かいところまで整えるのが難しいと感じていました。「画像ができた」と「素材として販売できる状態になった」は、別の段階だったのです。
採用と初売れが、AI画像へ軸足を移すきっかけに
当時は、AI画像を投稿している人が今ほど多くないと感じていました。私の作品は比較的早く審査に通り、販売にもつながりました。
「これだ」と思ったのは、その経験があったからです。自分では作れなかったような画像を制作でき、それを必要としてくれる人がいる。そこに可能性を感じて、AI画像の投稿へと方向をシフトしました。
ただし、これは2023年当時の私の体験です。投稿者の数が審査の速さにつながったと確認できたわけではありませんし、今から始める人が同じようにすぐ採用・販売されるとは限りません。私の始め方の一例として読んでもらえたらと思います。
始める前に確認したい3つのこと
1.使うAIツールで、ストック素材として販売できるか
料金プランや使用モデルの規約を確認します。「商用利用できる」という説明だけで判断せず、生成物をAdobe Stockに投稿して利用者へライセンスできる権利があるかを確かめましょう。参照画像にも、使用する権利が必要です。
2.生成AI作品として正しく申告すること
投稿時は生成AIで制作した作品であることを示すチェックが必要です。架空の人物や建物などを含む場合の申告や、実在人物をもとにした場合のリリースも確認します。詳しくはAdobe公式の生成AIコンテンツガイドラインを参照してください。
3.品質と権利を自分で確認すること
人物の手や顔、物の形、文字、背景に不自然な部分がないか拡大して確認します。動画は途中のフレームで崩れないかも見ます。ブランドや他者の作品などの権利に関わる要素にも注意が必要です。
Adobeは、形の崩れや描画の乱れ、似た作品の繰り返し投稿などを却下理由として挙げています。作品をたくさん生成できても、投稿するものは選びましょう。確認にはAdobe公式の主な却下理由も役立ちます。

初心者が最初の1点を投稿するまで
私なら、最初はテーマをひとつに絞り、静止画1点を仕上げるところから試します。動画にも挑戦できますが、まずは一枚の画像で、生成・確認・投稿の流れを覚えると取り組みやすいと思います。
- 利用するAIツールとモデルの販売条件を確認する
- 「誰が、何に使う素材か」をひとつ決める
- 画像を生成し、細部を確認して必要な修正をする
- Adobe Stockの登録手続きを行い、投稿する形式の要件を確認する
- 作品をアップロードし、タイトル・キーワード・生成AIの申告を設定する
- 審査に提出し、結果を見て次の制作を考える
例えば「お店の冬の告知に使える、文字を載せやすい背景」と考えると、何を作るかが具体的になります。最初から難しい専門用語を覚えるよりも、使う場面をひとつ思い浮かべるところからで大丈夫です。
Adobe Stockの投稿者向けサービスには、登録の初期費用やサブスクリプション料金はありません。一方、AIツールや編集ソフトには費用がかかる場合があります。まずは無理のない予算を決めて試しましょう。登録と収益の基本はAdobe公式のコントリビューター概要で確認できます。
うまく作れないときは、ひとつずつ変えてみる
私自身、プロンプトを少し変えただけでは結果が変わらず、戸惑いました。反対に、似た指示でも仕上がりが違うこともありました。最初の数回で思いどおりにならなくても、それだけで向いていないと決める必要はないと思います。
試すときは、主役、構図、光、背景など、変更するところをひとつ決めると違いを見比べやすくなります。使った指示文やモデルも残しておくと、気に入った仕上がりをもう一度試す手がかりになります。
それでも難しいときは、人物から背景へ、複雑な動作から静かな構図へ、とテーマを変えてみる方法もあります。ひとつの作り方だけにこだわらず、自分が続けやすい方法を探していきましょう。
AI副業の入り口として、まずは1点作ってみよう
AIで作った画像や動画をAdobe Stockで販売することは可能です。ただ、生成したものがそのまま収益になるのではなく、権利の確認、品質の見直し、審査、購入者に選ばれることが必要になります。
私は2023年に、失敗しても試しやすい無料枠から始めました。想像以上の画像ができる面白さと、思いどおりにならない難しさの両方を経験し、採用や販売をきっかけにAI画像の制作へ進んできました。
デザインに詳しい人だけでなく、「AIで何か副業を始めたい」と思っている人にも、この選択肢を知ってほしいです。このブログでは、始め方だけでなく、制作でつまずいたときに試せることも紹介していきます。
※体験談は私個人の経験です。採用や収益を保証するものではありません。掲載内容は2026年9月19日に確認した公式情報をもとにしており、投稿時は最新の規約をご確認ください。掲載画像は説明用のイメージで、当時の作品や審査結果を示すものではありません。

