Adobe Stockで売れないとき、私が見直していること|過去の作品と次のテーマの探し方

過去の作品や季節の画像を見ながら次の制作テーマを考えるイラスト

Adobe Stockに採用されたのに、なかなか売れない。新しく作った作品より、昔の作品ばかり売れている。そんなとき、次に何を作ればいいのか迷いませんか。

正直に言うと、これは今でも私が一番悩むところです。審査に通る作品を作れるようになっても、売れる作品を狙って作るのは簡単ではありません。

それでも、過去の作品が時間をおいて売れたり、ChatGPTに相談して次のテーマが見つかったりすると、また制作に向かえます。今回は、売れないときに私が試してきたことと、続ける中で気づいたことを書いてみます。「何を変えればいいか分からない」「次のテーマが思いつかず、制作の手が止まってしまった」という人に、次に試すことを一つ見つける参考にしてもらえたらうれしいです。

この記事は私自身の制作・販売経験をもとにしています。同じ方法やテーマで、同じ結果が出るというものではありません。

売れないときは、最近売れた「過去の作品」から考える

新しい作品が売れないとき、私がしていたのは、最近売れた過去の作品を見直すことでした。その作品の別バージョンや、何かプラスアルファを足した画像を考えて作ってみる、という方法です。

ただ、売れた作品に似せれば次も売れる、とは言い切れません。なぜ選ばれたのかは購入者に聞けないので、手元の販売結果から考えていくことになります。

考えるときの切り口としては、「何を表す画像なのか」「どんな場所で使えそうか」「別の用途に広げられないか」などがあります。単に少し違う画像を増やすより、使う人にとって別の選択肢になるかを考えたいところです。

Adobeの公式ガイドでも、生成AI作品は見た目の小さな変更だけでなく、コンセプトの違いを重視し、出力された画像をすべて投稿せず選別するよう案内されています。[1]

2か月ほど先の季節テーマに集中してみたこともある

何を作ればいいか迷って、2か月後くらいの季節感がある作品に、思い切って制作を振り向けたこともあります。

季節のイベントが決まっていると、ゼロからテーマを考えるより取りかかりやすいです。ただ、私が「2か月くらい先」を目安にしていたという話で、それが必ず最適な投稿時期というわけではありません。

Adobeの公式記事でも、購入者は季節の広告や販促を早くから準備すること、季節ものと通年で使える素材、トレンドを組み合わせて制作する考え方が紹介されています。[2]

今すぐ売れるかだけでなく、その素材が必要になる時期も含めて考える。季節ものを作るときは、そんな見方も大切だと感じます。

2年前のハロウィン画像が、今月売れた

保管した季節の画像や光の動画が時間をおいて選ばれる様子を表すイラスト
過去に作った素材にも、時間をおいて出番が来ることがあります。(説明用イラスト)

早めに投稿した季節ものは、採用されてから少し時間がたって売れ始めることが、私の場合はよくあります。

実際に、2024年7月に採用されたハロウィン用の画像が、2026年9月に売れました。以前採用された作品が、時間をおいて選ばれることもあるんです。

かぼちゃの飾りに囲まれた魔女の衣装の女性を描いた、私のハロウィン販売作品の透かし入りプレビュー
2年前に採用され、2026年9月に売れたハロウィン画像。
画像を押すと、Adobe Stockの私の作品一覧が開きます。

この作品は、かぼちゃの飾りと魔女の衣装でハロウィンのテーマが伝わる人物画像です。イベントの告知や季節の記事などに使うことが考えられます。購入者の実際の用途までは分かりませんが、季節のテーマをはっきり見せる作品の一例として紹介します。

こういうことがあると、投稿直後の反応だけでは、その作品の先のことまではわからないなと思います。

After Effectsで作った動画は、3年たっても時々売れる

季節もの以外では、After Effectsで作ったシンプルなライトリークや、グラデーションが移動するような動画もあります。ライトリークは、光が画面に差し込んだり漏れたりするような表現です。

作ってすぐに売れた作品ではありませんが、3年たっても、思い出したように時々売れます。毎日売れるわけではなくても、昔作ったものが今も選ばれるのはうれしいです。

淡い青と緑の光が重なる、私のライトリーク動画の静止画プレビュー
3年たっても売れるライトリーク動画。画像は動画のサムネイルです。
画像を押すと、Adobe Stockの私の作品一覧が開きます。

このサムネイルは、3年たった今も売れている私のライトリーク動画のものです。人物や具体的な場所を主役にせず、光の雰囲気を見せる素材なので、映像の背景や光の演出などに使うことが考えられます。実際の使用用途を確認したものではありません。

私の作品では、こうしたシンプルな素材に長く売れるものがあります。ただし、シンプルだから新しく作りやすいかというと、そこは別の難しさがあります。他の作品との差別化が難しく、今の状況で新作を考えるのには私も苦労しています。

「昔売れたから、今同じように作れば売れる」とは考えず、今ある作品の中でどんな違いを出せるかを探す必要があると感じています。

今はChatGPTに相談して、テーマ出しで止まらなくなった

以前はアイデアが浮かばないと、自分が作りたいテーマに絞って、Adobe Stockに登録されている他の人の作品を見ていました。ダウンロードの多い順や新着順で眺めながら、ヒントを探していたんです。

今はまずChatGPTに相談して、テーマを出してもらいながら制作を進めています。テーマ出しで悩む時間が減ったのは、とても助かっています。

「何が足りないんだろう」「今はどんな作品が求められていそう?」「次はどう作っていけばいい?」。そんな相談を重ねて、出てきた案に自分の意見を足していきます。

これは、相談すれば売れるようになったという話ではありません。次に試すことを考えやすくなり、制作の手が止まりにくくなったというのが、今感じている良さです。

「売れないんだけど、どうしよう」からでもいい

初めからきれいに質問をまとめなくても、「売れないんだけど、どうしよう……」という弱音から相談していいと思います。私なら今、まずChatGPTに話してみます。

少し整理して相談したい場合は、次のような聞き方もできます。これは、この記事向けにまとめた相談例です。

Adobe Stockに採用されても、新しい作品がなかなか売れず悩んでいます。最近売れた作品は〇〇、今作っているのは〇〇です。
この情報から考えられる見直し方と、次に試すテーマを3つ提案してください。どんな用途の素材にするか、既存作品とどう違いを出すかも一緒に考えてください。
情報が足りなければ質問してください。最新の需要については、確認できた情報と推測を分けて教えてください。

ChatGPTの回答に「売れ筋」と書いてあっても、それだけで実際の販売状況が確認できたとは限りません。根拠となる情報や時期を確かめ、アイデアは試す候補として受け取るのがよいと思います。

ChatGPTに相談しながら、自分の目でも作品を見る

ChatGPTに相談するようになった今でも、自分の目でAdobe Stockの作品を見ることは大切だと思っています。

AIで作られたものと、そうではないものを分けて見てみる。どんな作品に人気がありそうか、自分が作ろうとしているテーマにはどんな表現があるのかを見て、自分の作品に足せそうなヒントを探します。

ただし、検索結果の並びだけから、個々の作品の正確な販売数や、売れた理由までは断定できません。観察したことと自分の推測を分けておくと、ChatGPTに相談するときにも話を整理しやすくなります。

見るときの切り口として、例えば次のような点が考えられます。

  • 画像や動画が、何を伝える素材になっているか
  • 広告や記事など、どんな使い道が考えられるか
  • 文字を置く余白や、被写体の見せ方にどんな特徴があるか
  • 自分の作品にはない用途や表現がないか

ここでいうヒント探しは、他の人の作品をそのまま再現することではありません。用途や見せ方を観察し、自分の企画に落とし込むためのものです。他人の画像を無断で参照画像として使う方法を勧めているわけでもありません。

「こんな作品を見かけた」「この用途がありそう」と自分が気づいたことをChatGPTに伝えると、作業計画を一緒に考える材料になります。相談と観察を行き来することに、意味があると思っています。

売れないときの状況別・次に試すこと一覧

ここまでの経験を、今の悩みから選べる形にまとめました。全部を一度に変えるのではなく、自分に近い状況を一つ選び、次の制作で何を試すか考えてみてください。

今の状況 確認すること 次に試すこと
新しい作品が売れず、昔の作品ばかり売れる 最近売れた作品のテーマ、構図、考えられる用途。新作との違いも見る。 売れた作品の使い道を一つ考え、別の用途や場面に広げる案をChatGPTに相談する。
季節ものが採用されても、まだ動かない イベントまでの時期、採用時期、過去の季節作品が売れた時期。 反応を記録しながら、次の季節の準備も進める。投稿直後の反応だけで結論を出さない。
次のテーマが浮かばない 最近売れた作品と、今作っているもの。自分が気になった用途や表現。 その情報をChatGPTに伝え、用途と違いを含む候補を出してもらい、一つ選ぶ。
似た作品が多く、違いを出しにくい 色や小物の違いにとどまっていないか。使う場面や伝える内容に違いがあるか。 他作品の用途や余白を観察し、自分の企画として違う見せ方を考える。
売上が気になり、制作の手が止まる 今、無理なく進められる作業は何か。何を決められずにいるのか。 作品を一つ振り返る、テーマを一つ相談するなど、小さな作業に区切る。

これは私の経験を整理した見直し案で、売れない原因を診断したり、売上の改善を保証したりするものではありません。「何を試したか」と「その後どうだったか」を残すと、次の判断に使いやすくなります。記録の方法は売上記録と振り返りの記事で紹介しています。

売れないときこそ、次に試すことを一つ決める

売れない時期の悩みがなくなったわけではありません。私も、最近作った作品が売れず、昔の作品ばかり売れると、どうしたらいいのか考えます。

一方で、2年前の季節ものや、3年たった動画が売れることもあります。すぐに結果が出ない作品があることと、これから作るものを見直すこと。その両方を頭に置きながら続けていきたいです。

もし今、何を作ればいいかわからなくなっていたら、最近売れた自分の作品を一つ見直す、季節のテーマを一つ考える、気になる作品の用途を観察する。その中から一つ選んで、ChatGPTに相談してみてもいいと思います。

必ず売れる答えを一度で見つけるのは難しくても、「次はこれを試してみよう」と思えるところまで、一緒に考えてもらう。今の私には、それが制作を続ける助けになっています。

投稿前の準備については、タイトルとキーワードの付け方、作品の確認については、申請前に私がチェックしていることも紹介しています。


本文の販売エピソードは私自身の経験です。ハロウィンの画像とライトリーク動画のサムネイルは、実際に売れた私の作品の透かし入りプレビューで、2026年10月に追加しました。そのほかの挿絵は説明用に生成したイメージです。想定用途は購入者の実際の使用用途を確認したものではありません。

参考:[1]Adobe Stock:How to Submit Distinct Content/[2]Adobe Stock:Creating What’s In Demand(2026年9月28日確認)

投稿者 anmitsu-stocklab

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です