Adobe Stockの売上記録は何を見る?次の制作につなげる私の振り返り方

季節の作品カードとノートで売上や制作を振り返るイメージイラスト

Adobe Stockの売上を記録していても、「数字を見たあと、次に何を作ればいいのか分からない」と感じることはありませんか。高単価で売れた作品を増やすか、何度も売れるテーマを深掘りするか、限られた制作時間をどう使うかで迷う人に、参考にしてもらいたい記事です。

Adobe Stockで作品が売れると、まずは報酬の金額が気になります。私も、高い単価で売れたときはやっぱりうれしいです。

ただ、次に何を作るか考えるときには、金額だけでなく「どんな作品が、何回売れているか」も見るようにしています。

今回は、私が売上を確認するときに見ていることと、ChatGPTを使った週間の記録、売れた作品をきっかけに制作方針を変えてきた経験を紹介します。記録の自動化も、テーマ選びも、まだ試行錯誤の途中です。

売れたテーマは画像・動画別に分けると、次の形式を選びやすい

売上を確認するときは、動画と画像を分けてテーマを見ています。同じテーマでも、静止画で売れているのか、動画で売れているのかで、次に作るものの考え方が変わるからです。

特に気にしているのは、用途が明確な画像が売れたときです。「この使い道なら、もっとバリエーションを展開できないかな」と考えるために、チェックしておきます。

見た目の雰囲気だけでなく、何を伝える素材なのか、どんな場面に使えそうなのかを考えると、次の制作につなげやすく感じます。ただ、購入した人の実際の使い道まで分かるわけではないので、そこは自分なりの見立てです。

バリエーションを考える場合も、同じ画像を少しだけ変えて数を増やすというより、別の用途や場面を表せないか、という視点を持ちたいと思っています。

季節素材の販売日を残して、次の準備時期を考える

もう一つ気になるのは、季節ものの作品がいつ売れ始めるかです。クリスマスだけでなく、春夏秋冬すべての季節ものを見ています。

季節のイベントが近づいてから売れるとは限りません。前の記事で紹介したように、以前採用されていたクリスマスツリーと暖炉の画像が、2026年8月5日に売れたこともありました。

こうした動きを見ていると、自分がその季節を意識するよりも早く、素材を探している人がいるのかもしれない、と感じます。

一度売れた日だけで「毎年この日に需要が始まる」と決めることはできませんが、次に準備する時期を考えるヒントにはなります。金額と一緒に、売れた時期にも目を向けておきたいです。

関連記事:Adobe Stockの季節ものはいつ作る?11月に売上が伸びる私の準備のしかた

週1回の記録を続けるために、集計と制作を分ける

週間の売上記録は、土曜日の朝にChatGPTのブラウザ機能を使い、Adobe Stockの情報をExcelに記録してもらう形を試しています。

ただ、今のところ「毎週すべて自動で、問題なく終わっています」と言える状態ではありません。

最初は、売上記録だけでなく、1週間の制作計画やイメージ画像の作成なども、まとめて朝9時にお願いしていました。すると、私が使っていた環境では5時間単位の利用制限に引っかかり、途中で止まってしまったことがありました。

そこで、一緒に画像を作るのはやめてみたり、作業の時間を朝6時と7時に分けてみたりしています。どのくらいまとめてお願いすると無理なく終わるのか、まだ調整中です。

ここでの利用制限は、私が実際に作業したときの経験です。同じ時間に分ければ必ず制限を避けられる、という方法ではありません。

AIに任せることを増やせば、その分すべてが順調に進むとは限らないんですよね。記録と計画と画像作成を一度に詰め込まず、作業を分けることも必要だと感じています。

実際の週間記録:報酬と販売回数を並べると何が分かる?

私が管理しているExcelの週次レビューから、実際の数字を抜粋しました。2026年10月3日の朝に取得した記録で、比較する期間はどちらも7日間です。取得時点では10月2日分の反映が途中だった可能性もあるため、この表はその時点の記録として見てください。

記録した項目 2026年9月19〜25日 2026年9月26日〜10月2日
週間報酬(米ドル) 30.07 25.95
ダウンロード回数 20回 15回
販売があった作品数 19作品 15作品
動画の報酬(作品別表示額の合計) 16.80 14.00
Adobe区分「写真」の報酬(同上) 11.79 9.75
Adobe区分「イラスト」の報酬(同上) 1.46 2.18
実際の管理Excel「21_Weekly_Review」の記録を、記事用に抜粋した表です。ひな形や架空の数値ではありません。

ここで、ダウンロード20回と販売19作品は同じ意味ではありません。同じ作品が繰り返し売れると、販売回数の方が多くなります。次のテーマを考えるときには、作品数だけでなく、どの作品が繰り返し選ばれたかも確認したいです。

今回は週間報酬も販売回数も前週より減っています。ただ、この1週間だけで「作り方が悪くなった」「このジャンルはもう売れない」とは決めません。販売作品の中身を見て、次に試す案を絞る材料にします。

素材別の数字は作品ごとの表示額を足したもので、週総額との差は両週とも0.02ドルありました。原因は未確認のため差額を残しています。また、Adobeの「写真」「イラスト」という区分だけでは透過PNGを分離できていないので、PNGの成績としては扱っていません。

月の報酬は、作品販売とボーナスも分けておく

同じ管理表では、2026年9月の総報酬は185.49ドル、そのうちFireflyボーナスは4.67ドル、ボーナスを除いた販売報酬は180.82ドルでした。作品を作った結果を振り返るなら、販売以外の支払いも分けておくと、数字の増減を読み違えにくくなります。

高単価の動画へ集中する前に、制作時間と審査結果も見る

売上を見て制作方針を変えたことは、これまで何度もあります。

動画が売れ始めたときは、単価の高さがうれしくて、動画に集中した時期がありました。「動画をもっと作ったら、売上も増やせるかも」と考えたんです。

でも、私の場合は、画像に比べるとテーマに沿った動画をすんなり作るのが難しく感じました。時間もコストもかけたのに審査で落ちると、少しモチベーションも下がります。

そこで、動画だけに集中するのではなく、画像とバランスを取りながら作ることにしました。

1本売れたときの金額は魅力的でも、そこまでにかかった制作時間や、自分が続けやすいかどうかもあります。売上を見直すことは、自分に合う作り方を考えることでもあると感じています。

写真のカードとフィルムのカードを並べて制作のバランスを考えるイラスト
画像と動画のバランスを考える説明用イラストです。実際の売上データや販売作品ではありません。

実例:水面動画と虹色の泡を、同じ「動画」で終わらせない

9月26日〜10月2日の週次記録には、水面動画の報酬8.40ドル、上昇する虹色の泡の動画の報酬5.60ドルが残っています。この2作品で、表にある動画の表示額合計14.00ドルになりました。

これを単に「動画が売れた」と見るだけでは、次の企画が曖昧になります。水面なのか、泡なのか、背景として見せるのか、別の映像に重ねる素材なのか、と分けて考える方が、具体的な制作案に近づけます。

例えば、既存の光や泡の素材を参考に次の候補を考えるなら、縦型の商品広告で中央を空ける、主役を邪魔しない位置に動きを置く、といった使い方から構造を考えます。色や量だけを変えて追加するのではなく、画面のどこに何を合成してもらうかまで考える、ということです。これは次の制作に向けた検討例で、購入者の実際の使用先を確認した話ではありません。

人物画像は「誰が写っているか」から「何をしているか」へ広げる

AIで作った女性の画像が売れ始めたときも、うれしくて、いろいろなバリエーションを作っていました。

売れた作品があると、その方向にもっと可能性がある気がするんですよね。反応があったテーマを深掘りしたくなる気持ちは、今でも分かります。

でも、こうして振り返ると、一人で考えながら作っていたころは、売れた作品に翻弄されながらテーマを決めていたな、と思います。笑

動画が売れれば動画へ、AI美女が売れればAI美女へ。そのときのうれしさが、次の制作にかなり影響していました。

実際に作った例:過去の女性シリーズから秋のスキンケアへ

2年ほど前に採用されたAI女性のシリーズが2026年にも売れていたので、その方向性を今年の秋の制作に活かしました。2026年7月下旬に秋向けの作品を作り、8〜9月には新しく作った2作品で数枚の販売がありました。

元になったAI女性シリーズの例
2年ほど前のシリーズ。2026年にも販売がありました。
秋のスキンケア場面へ展開したAI女性作品
2026年7月下旬に制作した秋向けの展開例。

この例で考えたのは、「AIの女性画像を増やす」という大きな括りではなく、秋らしい小物やスキンケアの動作で、別の場面を表すことです。売れたシリーズを出発点にしても、用途や見せ方を変えると次の企画を具体化しやすくなります。

画像はどちらも私のAI生成作品の小さなプレビューで、サイト名を重ねています。押すとAdobe Stockの私の作品一覧が開きます。新作の販売数は2作品を合わせた話で、この展開方法だけが販売の理由だったとまでは判断できません。もう1作品を含めた比較は、月1,000ドルを目指す私の現在地の記事に載せています。

高単価の1件に偏らず、販売回数をChatGPTの分析に使う

今はChatGPTに相談しながら、幅広いテーマを作っています。

制作計画に売上を反映してもらうときも、金額ではなく枚数を考慮してほしいと伝えています。画像なら販売枚数、動画なら販売本数というように、どれだけ選ばれているかを見る考え方です。

高単価の売上が一度あると、その印象は強く残ります。でも、次に作るテーマを考えるときには、金額の大きさだけに引っ張られないようにしたいと思っています。

これは、収益を気にしないということではありません。売上を増やしたいからこそ、テーマ選びの材料を少し変えてみている、という感覚です。

見ていること 次の制作で考えたいこと
動画・画像それぞれの販売テーマ どの形式で次の作品を作るか
用途が明確な画像の販売 別の場面や用途へ展開できないか
季節ものが売れ始めた時期 次の季節の準備をいつ始めるか
販売枚数・本数 高単価の1件だけで制作方針を決めていないか
制作にかかった時間や負担 画像と動画のバランスを続けやすい形にできるか

この表は、私が振り返るときの視点を整理したものです。すべての項目が自動で集計できている、という意味ではありません。

自分で使える、週間の売上記録のひな形

最初から記録を自動化しなくても、同じ期間の販売を並べるところから始められます。次の項目をExcelなどに用意すると、作品と次に試すことを結び付けやすくなります。これは読者の方が使うためのひな形で、私の実際の記録画面ではありません。

項目 記録する内容 見直すときの使い方
集計期間 開始日と終了日 期間の長さをそろえて比べる
作品ID・タイトル 同じ作品を追える識別情報 繰り返し売れた作品を確認する
種類・テーマ 画像/動画、季節や用途 形式ごとにテーマを分ける
期間内の販売回数 その期間に売れた枚数・本数 1件の高単価だけで判断しない
期間内の報酬 通貨も含めた金額 販売回数と併せて見る
次に試すこと 構図・用途・季節など、変更案を一つ 翌週の制作候補にする

採用された作品数と販売回数は別です。同じ画像が繰り返し売れた場合は、その回数も含めて記録します。今週販売がなかった作品も見直したい場合は、その作品を別行にして「販売回数0」と残すと、売れた作品だけを見ていたときには気づかなかったことも考えられます。

記録を次の制作案につなげる、ChatGPTへの相談文

私が金額より販売数を重視して相談している考え方を、試しやすい文章にすると次のようになります。自分の記録を貼り付ける前に、相談に不要なアカウント情報などは除いてください。

以下は【開始日】から【終了日】までのAdobe Stockの販売記録です。
画像と動画を分け、報酬額だけでなく販売回数を見てください。
一度の高単価だけで優先順位を決めず、繰り返し売れた作品やテーマを整理してください。
売れていない理由は断定せず、次に試す制作案を3つ提案してください。
使い道や構図の違いが分かる案にし、ほとんど同じ作品を増やす提案は避けてください。
記録から分かることと推測は分け、不足する情報があれば教えてください。

【ここに自分の記録を貼る】

返ってきた案を全部作る必要はありません。自分が作れそうなものを一つ選び、翌週の記録に「何を試したか」を残すと、相談を重ねる材料になります。

実際の制作計画には、どんな案が残っている?

ChatGPTと進めている管理Excelには、売上の振り返りだけでなく、次の制作候補も残しています。以下は2026年10月3〜9日分の計画に記録されている案の抜粋です。上の相談文は読者向けに整えた例なので、その文章を入力した際の回答画面ではありません。

制作候補 計画に書かれていた画面・用途 記録からの気づき
防水アウターの雨滴合流 9:16。左右端の雨滴が下辺へ合流して流れ落ちる。中央に人物を合成するための余白を設け、防水衣料の縦型商品広告への重ね素材を想定。 「縦型エフェクト」という括りから、購入者と広告の目的まで絞ると、動きや余白も決めやすい。
地域貢献表彰の木製モニュメント 枝が3方向に広がる木のシルエットと厚い台座。地域ボランティア団体の表彰状装飾を想定したPNG。 「表彰素材」をカップ型トロフィーだけで考えず、祝う対象に合わせて形を変えられる。
管理Excelに残る制作候補を読みやすく要約。実際の購入用途や、制作・採用・販売が確認できた作品の一覧ではありません。

この2案は計画にある候補なので、売れた実績としては紹介しません。実際に作る案を選んだら、制作日・申請日・採用結果・販売日を同じ行で追えるようにして、「提案が面白かった」から「試してどうなった」へ記録を進めていきたいです。

読者が今週試すなら、記録の最後に「次の1点」を書く

  1. 同じ期間の売上を画像・動画別に並べ、繰り返し売れた作品を一つ選ぶ。
  2. その作品について「どんな場面に使えそうか」を自分でも考え、AIからの提案を一つ選ぶ。
  3. 違う動作・用途・構図を持つ作品を少数だけ試し、翌週以降の記録に制作と審査の結果を残す。

まだ販売がなければ、最初に作る用途を一つ決めるところからで大丈夫です。採用と販売には時間差があるため、1週間売れなかっただけで結果を決めず、公開からの日数も一緒に残します。

制作方針の効果は、次の記録と比べて確かめる

正直なところ、売れているテーマを突き進むのと、幅広く作っていくのとで、どちらのほうが売上が上がるのかは、まだ何とも言えません。

以前は売れたテーマに集中することが多く、今はChatGPTと相談しながら幅を広げています。だからといって、現時点で「幅広く作るほうが正解だった」と結論を出せるわけではありません。

今は、販売の記録と実際に作ったものを見ながら、様子を見ているところです。これから試したいテーマの広げ方や、AI生成以外の作品とのバランスは、月1,000ドルを目指す私の現在地にまとめました。制作方針の成果は、まだ検証中です。

売上記録は、数字をきれいに並べるだけでなく、自分がどう考えて制作していたかを振り返るきっかけにもなります。私も、売れたうれしさを大切にしながら、次に何を作るかは少し落ち着いて考えていきたいです。

関連記事:Adobe Stock副業を無理なく続ける時間の使い方

この記事は私の運用と実感をまとめ、2026年10月7日に管理Excelの記録と作品例を追記しました。特定の制作方針による売上アップを保証するものではありません。

投稿者 anmitsu-stocklab

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