Adobe StockにAI画像を投稿したら、「類似コンテンツ」という理由で却下された。自分では別の画像を作ったつもりなのに、どこが似ているのか分からず、次に何を出せばよいか迷うこともあると思います。
私にも、同じテーマから制作した別々の画像で、却下と採用が分かれた例があります。今回はジュエリーケースとギフトタグの2テーマについて、実際の画像4枚と却下通知を紹介します。見た目の違いを比較し、次の制作や申請前の選別で確認したい点を整理しました。
審査結果は記録として示し、個々の採否の原因は断定しません。「この色に変えれば通る」という答えを探すより、どこに違いがあり、使う人に何を提供する画像なのかを考えるための実例として読んでもらえたらうれしいです。
同じテーマで作った4枚は、こういう審査結果だった
今回の4枚は、ChatGPTに作ってもらった画像をもとに、同じテーマで展開して制作したものです。
| テーマ | 今回の画像 | 審査結果 |
|---|---|---|
| ジュエリーケース | ① ベージュのケース | 「類似するコンテンツ」で却下 |
| ジュエリーケース | ② グリーンのケース | 採用 |
| ギフトタグ・ラベル | ③ ひも付きタグなどを並べたセット | 「類似するコンテンツ」で却下 |
| ギフトタグ・ラベル | ④ 穴のあるタグなどを並べた別セット | 採用 |
②と④は、却下された①と③を修正して再申請した画像ではありません。私は却下された作品を修正して再申請することはなく、ここで比べるのは、同じテーマで制作した別の画像です。
実際の通知は「アドビコレクションで類似するコンテンツ」
ベージュのジュエリーケースを選択した却下画面には、次の理由が表示されていました。
アドビコレクションで類似するコンテンツ
通知では、提出した作品が、すでにAdobe Stockで公開されているコンテンツとよく似ていると説明されています。自分が作った候補同士の違いだけを見ればよい、という通知ではありません。
この通知はベージュのケースについての記録です。残る3枚の結果は、私自身の審査結果に基づいて紹介します。通知から、どの部分が採否を分けたかまでは分かりません。
比較① ジュエリーケースは、色以外に形と視点も違う
類似で却下

採用

最初に目に入る違いは、ベージュと濃いグリーンという外側の色です。でも、色を除いて見ても、同じケースをそのまま塗り替えた画像にはなっていません。
| 見る場所 | ① 却下された画像 | ② 採用された画像 |
|---|---|---|
| 外形 | ベースは丸みのある横長の形 | ふたの角の折れ方が目立ち、輪郭がより角張って見える |
| 視点 | 上から見た内側の収納部分が大きく見える | 低めの視点で側面が見え、ふたの存在感が強い |
| 見せている部分 | 仕切りやリング収納を含め、ベースの中が見渡せる | 外側の色・側面・ふた裏の掛け具が目に入りやすい |
| 共通点 | 開いた収納ケースを単独で見せる素材 | 同じく、開いた収納ケースを単独で見せる素材 |
私がこの比較から次の選別に生かしたいのは、「色が違うか」で確認を終えず、何を見せる構図になっているかまで見ることです。内部の収納を説明する画像なのか、外観や開いた姿を見せる画像なのかを言葉にすると、候補の違いを整理しやすくなります。
一方、どちらもアクセサリーを収納するケースという用途は共通しています。見た目に違いがあるから、購入者にとって必ず別用途になるとも言えません。この結果を「グリーンの方が通りやすい」というルールにはしません。
比較② ギフトタグは、個々の形とセットの並べ方を見る
類似で却下

採用

どちらも淡い色の、文字が入っていないタグやラベルのセットです。採用された方にも、却下された方と近いテーマや形が含まれています。
| 見る場所 | ③ 却下された画像 | ④ 採用された画像 |
|---|---|---|
| 上段のタグ | ひも付きの形が並び、円形や縁が波打つ形もある | 穴のあるタグが並び、角丸・円形・多角形などが見える |
| パーツの種類 | タグ以外にも、帯・リボン・折れた紙などが多く並ぶ | こちらもリボンや折れた紙を含むが、形の組み合わせが異なる |
| 並べ方 | 細かなパーツが複数の段に分かれている | 上段のタグと、その下の横長・縦長のパーツを段ごとに見比べやすい |
| 色の印象 | ベージュや淡いピンク、金色に見える部分がある | グレー寄りの色やアイボリー、淡いピンクが中心に見える |
私には、④の方が、タグ・リボン・縦長のラベルといったパーツの違いを追いやすく感じられます。ただし、これはセットの見せ方についての私の印象で、Adobeから説明された採用理由ではありません。
ここで大切にしたいのは、「たくさん入っているから便利そう」という印象だけで選ばないことです。一つずつ形を見ることに加え、セット全体で何を提供するのかも考えたいです。たとえば、商品名を書き込むタグのセットと、見出しに使うリボンのセットでは、必要な形の選び方も変わります。次にセット素材を作るなら、こうした使い道から形を選びたいと思います。
パーツを減らしたり、ひもを外したりすれば採用される、と考えるのは早計です。この比較で注目したいのは、セットの内容と見せ方です。
公式案内と照らすと「見た目の差」と「意味のある違い」は分けたい

Adobeの生成AI向け案内では、色・効果・トリミング・縦横比などの小さな変更に頼らず、アイデアや使い道に意味のある違いを持たせ、生成結果から選別することが勧められています。[1]
独自性のあるコンテンツの投稿ガイドでも、候補を絞ることや、各作品の特徴に合ったタイトル・キーワードを付けることが示されています。[2]
今回の採用例に見える色や形をまねるより、自分の候補の違いが、使う側にも必要な違いとして伝わるかを確認する方が、次の制作に応用しやすいと思います。タイトルだけを変えても、画像そのものの違いが増えるわけではありません。
次に申請する候補を選ぶときの、4つの確認

今回の比較を、今後の選別で使える形に整理しました。採用の判定表ではなく、候補を残すか、今回は見送るかを考えるための確認です。
| 確認すること | 今回のテーマで具体的に見る場所 | 違いが小さいと感じたら |
|---|---|---|
| ① 色を除いても違いがあるか | ケースの輪郭・開き方・視点。タグのひも・穴・形 | 色違いだけを理由に両方出さず、代表となる候補を選ぶ |
| ② 見せたい内容を言葉にできるか | ケースの内側を説明するのか、外観を見せるのか | 「同じ物の別バージョン」以外の説明が難しければ、候補を絞る |
| ③ セットの役割がはっきりしているか | タグ、ラベル、リボンをなぜ一緒にするのか | 数を足すより、提供したい用途に必要な形を考える |
| ④ すでにある作品と何が違うか | 同じテーマ・用途のAdobe Stock作品を自分の候補と見比べる | 似た方向の候補を増やし続けず、別の見せ方やテーマを検討する |
Adobe Stock内で見比べるときも、色や雰囲気だけでなく、被写体の見せ方や素材の使い道に注目したいです。同じ用途で十分な作品が見つかるなら、自分の候補にどんな違いを加えられるかを考えます。
見た目の違いを言葉にできても、採用が決まるわけではありません。それでも、ただ色や数を変えて増やすより、選ぶ理由を持ちやすくなると思います。品質や似た候補の扱いも含めた確認は、AI画像の選び方の記事にまとめています。
却下理由を当てるより、次に選ぶ理由を具体的にする
今回確認できたのは、同じテーマで作った別画像のうち、2枚が類似を理由に却下され、2枚が採用されたという結果です。色・形・視点・セット構成には違いがありましたが、何が採否を分けたかまでは分かりません。
私は却下された画像を修正して再申請することはありません。別の候補を選ぶときに、色だけでなく構図や使い道を見直す。そのために、このような比較を役立てたいと思っています。
類似で却下されると、自分の判断が間違っていたように感じることもあります。ただ、今回もテーマ全体が不採用になったわけではなく、別の画像は採用されています。次に出す候補について「何が違い、どう使えそうか」を考えるときに、この2組が参考になればうれしいです。
次の制作・選別に関連する記事
- 参考画像から制作するMango2の手順:比率や配置を変えた制作例を見たいとき。
- コピースペースと構図の実例:使う人のための余白を考えたいとき。
- 売れないときに見直していること:採用後の販売や、次のテーマを考えたいとき。
アイキャッチと挿絵2枚は説明用のAI生成イラストです。比較作品4枚と却下通知は実際の記録です。4枚は掲載用の小さなプレビューです。構図やセット内容の比較に使用しており、細部の画質や透過処理を確認するには投稿用ファイルが必要です。本記事は個人の審査事例で、条件をそろえた比較実験ではありません。公式案内の確認日:2026年10月9日。

