季節の画像を作ってみたいけれど、「いつから準備すればいいの?」「今からでは遅いかな」と悩むこともあると思います。Adobe Stockを始めたばかりなら、クリスマスの画像はクリスマスが近づいてから作ればいい、と考えるかもしれません。
この記事では、私が季節ものを制作する時期と、審査が進まず間に合わなかった経験、実際に売れた作品の話を紹介します。制作する時間だけでなく、選別や投稿、審査を待つ時間も含めて、自分の制作予定を立てる参考にしてもらえたらうれしいです。
私の場合は9月頃から取り組んでいます。8月までに秋物の制作を終えて、その次にクリスマスや年末年始へ進む流れです。
私の場合、1年で一番売上が上がるのは11月なので、そこに向けて気合いを入れて頑張ることはあります。今回は、季節ものを作る時期と、実際に売れた作品から感じていることを紹介します。
この記事は私自身の制作・販売経験をもとにしています。売れる時期や素材の傾向は作品によって異なり、同じ時期に作れば売れるというものではありません。
私は8月までに秋物を終えて、9月頃からクリスマスへ
季節ものは、今の季節より少し先を考えて作るようにしています。まだ暑さが残る時期にクリスマスの画像を作るのは、最初は少し不思議に感じるかもしれません。でも、私にとっては9月頃が制作を始めるタイミングです。
大まかな流れをまとめると、こんな感じです。
| 時期 | 私の制作の流れ・考え方 |
|---|---|
| 8月まで | 秋物の制作を終える |
| 9月頃から | クリスマスや年末年始の制作に取り組む |
| 秋の間 | 11月の売上を意識しながら、作品の選別や申請を進める |
| 12月 | ここからクリスマス作品を作り始めるのは、私の感覚では遅い |
これはAdobe Stockが定めた締め切りではなく、私の制作ペースです。何日までに申請すれば間に合う、と決めているわけでもありません。
制作予定には、生成だけでなく、作品の選別、タイトルとキーワードの確認、審査を待つ時間も含めます。イベントの日だけを見て予定を立てると、この間の時間を見落としがちです。
8月5日に、クリスマスツリーと暖炉の画像が売れた
「さすがにクリスマスには早すぎるかな」と感じる時期でも、売れることはあります。
2026年8月5日には、以前採用されていたクリスマスツリーと暖炉の画像が売れました。8月に新しく投稿した作品ではなく、すでに販売されていた画像です。
実際に何に使われたのかまでは分かりません。ただ、この時期からクリスマスに向けて画像を探している人もいるのかな、と感じました。
この経験もあって、季節ものを準備するのに「早すぎた」と思うことは、私はあまりありません。まだイベントの気分にならない時期でも、作品が販売されていれば見つけてもらえる機会はあるんですよね。
もちろん、この1件だけで「8月が売れ始める時期」とは言えません。私にとっては、制作する側の季節感だけでタイミングを決めなくてもいい、と気づかせてくれた出来事でした。
1回売れたままだった冬の画像が、3年後にまた売れた
冬ものでは、暖炉のある部屋の画像にも動きがありました。3年ほど前に審査に通り、一度売れたあと、そのままになっていた作品です。それが2026年8月に、再び売れました。

画像を押すと、Adobe Stockの私の作品一覧が開きます。
暖炉や毛布のある室内なので、冬の暮らしや住まいの紹介などに使うことが考えられます。実際の購入者の用途までは分かりませんが、真夏に冬の作品が選ばれたことと、しばらく売れていなかった作品にも再び出番があったことが、私には印象的でした。
「一度しか売れていないから、もう必要とされない」とは決めつけられないな、と感じた実例でもあります。
私が売れやすいと感じるのは、コピースペースのある背景
クリスマス関連では、やっぱりコピースペースのある背景は売れると感じています。ただし、競合も多いです……。
コピースペースは、文字などを入れるための余白のことです。クリスマスの飾りで画面全体を埋めるのではなく、メッセージや告知を置ける場所がある背景をイメージすると分かりやすいと思います。
作る側としては、つい飾りを増やしたくなります。でも、素材として使う人のことを考えると、何も置かれていない部分にも役割があります。「きれいなクリスマス画像」を作るだけでなく、「この後、どこに文字を入れるのかな」と考えることが大切だと思っています。

ただ、売れた経験があるからといって、同じような背景を作れば簡単に売れるわけでもありません。競合の多さも感じるので、余白だけでなく、どんな用途で使ってもらえそうかまで考えて作りたいところです。
コピースペースについてはこちらのコピースペースとは?人物・美容AI画像で使いやすい構図を作る方法を参考にしてみてください。
人物画像と動画は、背景とは少し違う感触がある
人物画像は、背景より遅めに売れる印象
クリスマス関連の人物画像も売れます。ただ、私の作品では、背景画像に比べると売れるタイミングが少し遅いような気がしています。
きちんと集計して比較した結果ではなく、販売を見てきた中での実感です。「背景は何月、人物は何月」とは言い切れませんが、同じクリスマスのテーマでも、素材によって動き方が違うのは面白いところです。
動画は、クリスマスにも使える光の素材が売れている
一方で、私のクリスマス動画は、あまり売れていないように感じます。それよりも、クリスマスにも使えるオーバーレイやパーティクル系の素材が売れています。
オーバーレイは、別の映像などに重ねて使う素材のこと。パーティクルは、光の粒などが舞ったり流れたりする表現です。
完成されたクリスマスの場面だけでなく、ほかの映像と組み合わせられる素材にも使い道があるんだなと感じています。クリスマスそのものを描く以外にも、季節の制作につながる切り口はあります。
これはあくまで私のポートフォリオでの経験なので、「クリスマス動画は売れない」という意味ではありません。自分の作品の中で、どんなものが動いているかを見ると、次に作るもののヒントになります。
クリスマス向けに何を作る?素材別の比較
同じクリスマスでも、背景、人物、映像に重ねる光の素材では、使い道や私が感じている売れ方が違います。ここまでの話を、次に作る素材を考えるための比較表にしました。スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| 素材の種類 | 考えられる用途 | 私が感じた売れ方 | 制作で意識したいこと |
|---|---|---|---|
| 余白のある背景画像 | セール・イベントの告知、季節のメッセージを置く背景。 | 私の作品では売れると感じている。ただし競合も多い。 | 文字を置く場所と主役を両立させ、どんな告知に使えるかまで考える。 |
| クリスマスの人物画像 | 季節の記事、イベントの楽しさや過ごし方を伝える広告。 | 私の場合、背景画像より売れるタイミングが遅めに感じる。 | 人物が何をしている場面かを明確にし、手や表情などの細部も確認する。 |
| クリスマスの場面を描いた動画 | 季節の映像、クリスマスの雰囲気を伝える場面。 | 私の作品では、光の素材ほど売れていない印象。 | 動きと使う場面を考え、自分の販売記録を見ながら制作量を調整する。 |
| オーバーレイ・パーティクル動画 | 別の映像に重ねる光や、祝賀の雰囲気を加える演出。 | 私の作品では、クリスマスにも使える光の素材が売れている。 | 完成した場面だけでなく、ほかの映像と組み合わせる使い方を考える。 |
売れ方の欄は私自身の経験や印象で、集計による市場全体の比較ではありません。用途も購入者の実際の使い方を確認したものではなく、制作を考えるための例です。背景だけに絞るか、人物や光の素材にも広げるかは、自分の作品の反応と取れる時間を見ながら考えてみてください。
直前の売上を狙ったら、審査が進まず間に合わなかった
クリスマスの素材は、ギリギリまで売れることもあります。それなら、直前に新しい作品が採用されれば売れるかもしれない。そう考えたこともありました。
でも、狙ったとおりにはいかず、審査が進まないままクリスマスが過ぎてしまったことがあります。
直前まで売れることがあるのと、直前から準備して間に合うことは、別なんですよね。
審査がいつ終わるかは、自分では決められません。画像を作る時間だけを確保しても、採用されて販売されるところまで間に合うとは限らない。この経験から、12月になってクリスマスものを作り始めるのは、私には遅すぎると感じています。
もし今年の時期に間に合わなくても、その作品がすべて無駄になるとは思っていません。過去に採用された季節ものが、時間をおいて売れることもあるからです。ただ、今年の売上を狙うなら、直前の審査通過を当てにしすぎないようにしたいです。
季節ものは「作りたい日」より「使われるまで」を考える
私は8月までに秋物の制作を終えて、9月頃からクリスマスや年末年始に取り組みます。11月に売上が伸びる自分の傾向も、制作に力を入れる目安になっています。
これから季節ものを作るなら、まずは3ヶ月後以降にある次のイベントを一つ選んで、どんな場面で使われる素材かを考えてみると取り組みやすいと思います。背景なのか、人物なのか、映像に重ねる光の素材なのか。同じイベントでも、作れるものは一つではありません。
予定どおりに売れるとは限りませんが、販売の記録を見ながら「来年は少し早く作ろう」「この素材は別の季節にも使えそう」と考えることはできます。私もそうやって、自分に合う制作のタイミングを探しています。売れ始めを記録して次の計画に使う方法は、週間の売上記録と振り返りにまとめました。
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